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オルテ語文法①

オルテ語文法覚書です。

  • seda- 「やめる、とまる(動詞語幹)」
  • dalt=and →3話で違うらしいということがわかりました。
  • neruc- 「殺す(動詞語幹)」
  • オルテ語で「なん……だと……」

 



seda- 「やめる、とまる(動詞語幹)」

Sedaya! =「やめろ!」(命令法)

2話の耳に残る表現No.1。青年エルフとアラム様が"sedaya!"を連発していましたね。「Sedaya=やめろ(命令法)」です。せだーや!!

sedan……「やめる、とまる(活用不明)」
1話の与一の台詞"Di tu sedan"(「トマーレ!」)に注目。seda-は「止まる、やめる」を表す動詞の語幹でしょう。(英語のstop)しかし、与一の「sedan」が不定形なのか、一人称なのか、はたまた別のなにかなのは不明です。

"Di tu"が会話の相手(=二人称)に対してたびたび用いられていることを考えると、与一はオルテ語で「オマエ 止マル」と発言し、「トマーレ!」という訳が当てはめられた……のかもしれません。与一は命令法を知らなかったのでしょう。オルテ語勉強中だもんね。しかたないね。

 

 

dalt=「and」

一番わかりやすいのはこの文でしょうか。エルフ、ホビットドワーフのそれぞれの前に"dalt"が付いています。

Torec, dalt Elif, dalt Hobim, dalt Dowarm, dalt demi humanim, col zol dam nercos.
早晩お前たちエルフもドワーフホビット亜人(デミ)たちは種族として絶滅する...

冠詞である可能性もあったのですが、接続詞として用いられている文もあります。

Di tu wetan. Dalt di tu comsteln.
お前はまだ若い。体を大事にしろ。


Tutu. Dalt Elif oran eruco.
そうだ。速やかに死ぬべきだ。

よって、dalt=(英)and、と位置づけられそうです。


 

nerc- 「殺す(動詞語幹)」

前記事では一部nerugosと書き起こししましたが、エルフやアラムの発音を聞いているかぎり、濁らずに「ネルコス」と言うのが標準オルテ語のようです。さて、1話で与一が連発した「nerucos(殺ス)」の活用が、2話で出てきました。

Neruco=殺せ(命令法)」です。

Ni la neruco! Neruco!
「俺を殺せ! 俺を...!」(逐語訳「俺を殺せ! 殺せ!」)

また、Ni la="俺を"についてですが、

Ni tu faneran foseri, nerucom san toron.
「半分まで減らしていいと言われている」

と比べると、Niは一人称主語(受動態にのみ用いられる?)かもしれないですね。Ni~で始まる文例が、もう2文ぐらい欲しいところです。今後に期待。

なお、このnerc-を語幹とする動詞と思われる表現にはnerucosとnerucomがあります。Ni tu faneran foseri, nerucom san toron.「半分まで減らしていいと言われている」から考えると、接続法がnerucomなのかもしれません。が、第四文がうまく接続節のなかに入るかどうかがわかりません。例文を増やして検証していきたいところ。

Ni la neruco! Neruco!
俺を殺せ! 俺を...!(命令法)

 

Dalt demi humanim col zol dam nerucos.
亜人(デミ)たちは種族として絶滅する...

Ni tu faneran foseri, nerucom san toron.
半分まで減らしていいと言われている

Tu obu ratio let ordalto dorif, metorones wodalto bradi nerucom.
漂流物を助けたお前の弟らな あいつらはダメだ 張本人だからな

Citaro nercos, olta de Amuro. Demaulms, emo balc Drif...!
代官付きの本物の騎士武官だ いくら漂流者でも...!

 


さて、アラム語の死にまつわる表現には、「eruc-」という表現もあります。これは「neruc-(殺す)」に対して「eruc-(死ぬ)」=自動詞を担っているのではないかと考えています。

Otubitu, nis eri oran erucos!
俺たちエルフに死ねというのか!?

Tutu. Dalt Elif oran eruco.
そうだ。速やかに死ぬべきだ


最後に。瀕死状態の豊久に関してエルフ少年が

Hi nis maldo(maudo)!
死にそうなんだよ!

と言っていたのも気になります。maldoはここ以外出てきてないので謎に包まれた表現です。「死にそう」を表すのでしょうか……。

 



オルテ語で「なん...だと...!!」

オルテ語で「なん…だと…!」と言ってみたかったのですが、Quinacos/Quinacomの二種類があり、どういう使い分けなのかいまひとつピンときません。

Quinacos=なに(自動詞)(例:漂流者ってなんなんだ=漂流者はなにをするか)
Quinacom=なに(他動詞)(例:何を言っている? 何が起こっている?

かなあという感じですが、今後も要検証です。参考までに例文をば。

Quinacos?
なんだろう?(行き倒れの豊久を見て)

Quinacos di tu...
どうするってお前...

dz..quinacum...!!
何だおまえら...ッ!!

Oorugetzu uraga quinacum, ze aramcos...
これはいったい何事です アラム様...

Q...quinacos!
何をす...!

Quinacom!
何事だ!?

Dan quinacos...!
なんだと...!

Quinacom...
いったい...

Quina...
何だ...

Quinacom..! Nismin..!! So..sodo...
何だ!! 今のは!? こんな...

Sondo hitu dal to dorif. Quol dere, quinacom...?
これが漂流物か...何を言っている?

Quinacos...nano... emo driftal quinacos!!
何なんだ いったい... 漂流者って何なんだ!!

Di tu Drif ceas dela quinacom?
何を言ってるかわからんよ

 



ところで「Sedaya=やめろ(命令法)」「Neruco=殺せ(命令法)」と、2つ動詞の命令法が揃ったところで、2つの動詞の語末が-aと-oになっているんですよね。動詞の活用に種類があるということなんでしょうね。うわあ複雑な予感。

 

 

 

 

10/21 3話放送。dalt部分の誤りが判明。